2005年6 月9日(木)から13日(月) 北海道
のりこの育児休暇中にバーゲンフェアを利用して行ってきました。

1日目 富山−千歳−富良野
2日目 富良野−美瑛−旭山動物園−層雲峡
3日目 層雲峡−三国峠−糠平−然別湖−ナイタイ高原牧場−オンネ トー
4日目 オンネトー−阿寒湖−釧路湿原−帯広
5日目 帯広−千歳−富山

1日目
8時過ぎに家を出発。飛行機は10時30分発なので随分早いのだが、みんな行きたがるので出発。空港には9時前につく。家族と荷物を下ろして車を駐車場 へ。相変わらず遠くまで行かないと空いていなかった。出発までテレビを見て過ごすが、この時間はワイドショー。毎日朝からこんなくだらない内容を放送して いるのか・・。定刻通り出発。機内はガラガラ。搭乗率50%といったところか。哲朗は2名分のシートを使ってお昼寝。琢朗はもらった飛行機のおもちゃで大 喜び。
12時前に千歳着。荷物を抱えてレンタカーの窓口を目指すがこれが大変。到着は1階だが、案内表示に従うと一度2階へ行き土産物屋が並ぶフロアを横切って 再び1階へ降りる。道を挟んだ向かい側の建物に入っているからこうなるのだが、行きづらさは否めない。名前を告げるとすぐに送迎バスに誘導されオフィス へ。  オフィスアルカディアといって10年ほど前より通産省(の特殊法人)が全国に整備してきた団地。研究所やオフィスが入る団地なんだが日本中ど こもガラガラ。富山にも高岡オフィスパークがあるが公的施設のほかごくわずかしか入っていない。千歳の場合はレンタカーやアウトレットモール、運送業者が 入っており入居率は確か日本一だが、これはなんだか目的とは違うような。閑話休題。手続きをして車へ案内される。案内された車はアテンザ。デミオを予約し たが今回も違う車に。でも今回は大幅にグレードアップ(いつもはファミリアになる)。トクーで予約して5日間で20,500円。こ れでアテンザだからすご くラッキー。
出発。カーナビは付いているが目的地設定はしない。面倒だし、操作方法もいきなりでは分からなかったりする。そうして走り出すと、前のが残っているらしく 勝手に誘導を始める。こちらが行きたい場所とは違うので迷惑だ。解除したいがやり方が分からない。解除とOFFスイッチはすぐに分かるようにすべきだ。 カーAV全般に言えるがなぜかそうなっていない。画面でも自分の現在地が分かりづらいし、表示の変更にも時間がかかる。HDDと書いてあるがこの遅さは CD以下だ。使えるものに出会った試しがない。道は337号線に入る予定だが、交差点で青看板がなかったので通り過ぎてしまった。ナビ見ても今どこに いるのか今ひとつピンとこないし。戻ってここと思う道に入ったら337号線でそこからは順調に。今日の目的地は富良野だが、ネットで 紹介してあった337 号、274号で由仁町、234号で栗山町、道道30号で三笠、116号で桂沢湖、国道452号、道道135号で富良野というルートを進む。青看板の誘導に 従えば迷うことなく行けた。ナビより青看板?。途中の栗山町では道沿いに赤 池学氏の本で知った「木の城たいせつ」の本社が見えた。機会 があったら一度見て みたい。しかしなんだか蒸し暑い。梅雨入りを目前にし、蒸し暑くなってきた富山を離れ梅雨のない北海道に来たはずなのに、富山以上に蒸し暑く感じる。ラジ オでは旭川の気温は25度を越えているという。本当に暑いのだ。天気は薄日が射す程度で曇り空。週間予報ではこの先も天気は曇り基調。残念。1時前に出発 して4時前に富良野に着く。約3時間。確かに占冠経由より早いかも。
富良野から麓郷へ。ここからはナビに誘導させてみる。また、もってきたCDを入れて見ようと思う。車にはBOSEサウンドシステムとインダッシュCDチェ ンジャーが着いていた。が、CDが入らない。何度か試すが入らない。無理に入れて壊したら大変だ。やめておく。麓郷用にわざわざ’さだまさし’のCD もってきたのに。「♪アーアーアアアアアーアー♪」 国道を麓郷の看板に従って折れ川沿いを20分位走ると麓郷の集落。結構距離がある。拾ってきた家と麓 郷の 森、ジャム園、麓郷展望台とまわる。別にどうということもない。一度来たらもういいかなという程度。帰りはフェニックス牧場のある奥まった道を走る。当然 帰りも思っていたより遠くて、広大でフェニックス牧場もどれだか車で通り過ぎただけでは分からなかった。麓郷から40分ほどで今日の宿へ。宿はオリカゴル フクラブ内のホテル。ゴルフ場の施設だけありさすがに立派だし、きれいだし、職員の対応も良い。夕食は和食のコース。随分手の込んだ会席料理。こ んなのは 食べるこちらが疲れそうで苦手だが、たまには良いか。筍や山菜などが豊富に使われており、こちらより1ヶ月ほど遅い感じ。疲れたのか子供達は早々に寝て、 私も早めに寝た。






今回の旅の足、アテンザ。
千歳で借りたのになぜか釧路ナンバー。
拾ってきた家。参考に するものが。
バスを利用した家(正 式名は忘れました)の内部。
麓郷の森入り口。森林 浴にいいかも。
麓郷展望台からの景 色。曇り空でいまいち。

2日目
朝4時前から目が覚める。旅先ではなぜか異様にはやく目が覚める。そこで私ひとりで吹上温泉まで朝のドライブに出かけた。もう十分に明るいが、山は霧 がかかっていて見えない。上富良野から十勝岳へ向かう。さすがに車はほとんどいない。30分位で吹上温泉へ。駐車場には何台か車がいる。見たとこみん な車中泊のようだ。温泉へは2,3分歩いて下る。男女混浴で脱衣場は目皿が敷いてあるだけ。標高が高いだけに朝はひんやりする。こんな時の露天風呂は気持 ちいい。お湯は透明だがかなり酸性が強そう。温度はちょうど良い。入浴後、望岳台を目指す。徐々に木が少なくなっていき、溶岩に草が生えたような雰囲気に なる。ちょっとぞくっとする。立山の弥陀ヶ原に似ている感じ。望岳台から十勝岳は雲に隠れ見えなかった。昨日より雲は多そうだ。美瑛、美馬牛と通ってホテ ルに戻った。
みんな起きていた。やはり旅の朝は早起きなようだ。7時に朝食。バイキング。内容は豪華ではないが標準より少し上。お粥があり哲朗の朝食に重宝した。
8時にチェックアウトし出発。まずはファーム富田。さすがに 人はまばら。花はポピーやハーブが少し。ラベンダーはまだ。逆に刈り込んだ様子がよく分かり手 入れの参考にさせてもらった。30分ほどふらついていたら、観光バスが続々と入ってきた。さすがこの時期でも来るもんだ。お決まりのラベンダーソフトを食 べてあとにする。次は彩花の里へ。ここも大きな花 畑だが、咲いているものはなかった。無駄足に終わる。次は千望峠。十勝岳をバックに富良野の盆地が広がる はずだが、山は見えず、景色もかすんでいる。空は昨日よりどんよりしており、湿度も高く梅雨らしい天気。北海道なのになぜ。美瑛を目指す。美瑛駅前からパ ノラマロード方面に進む。新栄の丘から。雄大なパノラマ用の場所らしく今日のような天気では今ひとつ。続いて赤い屋根の景色が見える場所へ。なるほど前田 真三氏の写真は素晴らしい。天気のせいもあるが実物はそれほど感動しなかった。三愛の丘では業者が観光シーズンを前に草刈り。気分壊すな。車窓からみる何 でもない景色に最も感動するなどして国道へ戻る。次はパッチワークの路方面へ。レンタサイクル集団に遭遇。「おまえら’るるぶ’の読み過ぎ」と思ったが、 私も’るるぶ’を持ってきたので偉そうなことは言えない。以前(6年くらい前)にきたときはここを重点的にまわったので今回は、マイ ルドセブンの丘程度にとどめる。ここで写真を撮ってもらったおじさんは、山口から1ヶ月の予定で北海道にきているという。羨ましい。本人は「リストラされ て時間があるから」なんて言っていたが。この辺りから雨が降り出す。予報では昼くらいに晴れ間が出るはずなのに逆に雨とは。車に戻り旭山を目指す。パッチ ワークの路の景色は素晴らしい。丘が目の前に迫り立体感がある。美瑛ならパノラマロードよりこちらか。




ホテルにて。ツイン ルームでも4人OK。
ファーム富田。ポピー をバックに。
ファーム富田。
後ろはラベンダーではありません。
ファーム富田。ラベン ダーは温室で。
お決まりのラベンダー ソフト。琢朗は苦手なようで。





千望峠より。十勝岳は 見えず。 赤い屋根の見える風景
マイルドセブンの丘
パッチワークの丘の風 景
パッチワークを背景に

旭山を目指す。旭川空港への分岐から看板が出ており迷うことはない。美瑛から約30分で動物園前。入場前に昼食。旭川といえばラーメンということでラーメ ン屋を探す。通り沿いに特一番という店があったのでそこに入る。車は少なかったが結構人はいた。その後も次々に人は入ってくる。支店も持つ店らしくそれな りの有名店なのか。期待して出てきたラーメン(醤油)を食べる。確かに独自の味はする。が、旨いとは思わなかった。チャーシューはパサパサで好みではな い。有名なラーメンの町で旨いと思うラーメンに出会ったことがないので、今回もこんなものか。動物園 へ。駐車場は正面の無料がわずかに空いていた。観光バ スの台数はすごい。向かいの民間有料も結構入っている。平日なのに確かに人は入っているようだ。期待して入場。ベビーカーは無料で貸しだしてくれる。あり がたい。園内はそれほど広くはないが全部まわれば結構な距離だし、正面からはいると奥に向かって登りになる。抱っこしてでは歩けない。見た感想は、やや期 待はずれ。あまりにも有名で、すごいという噂だったので期待しすぎたせいもあるが。動物本来の習性を活かした姿が見られるとの話しもあるが所詮動物園。そ んなわけはな く、ふつうの動物園に比べちょっと違った角度から見れるといったもの。シロクマ館では張り紙がしてあり、最近体調が悪く水中へのダイビングをすることはあ まりないとのこと。動物の気が向いたらするものであり、いつもするとは限らないとのこと。当たり前だがこんな事を書かねばいけないくらい、イメージだけが 先行しているのか。オランウータンは綱渡りしてくれた。アザラシは見え方が面白かった。パイプの中をくぐって上へ下へ。哲朗もここだけは反応を示し、しき りに顔を動かしアザラシの行方を追っていた。しかし、今日も暑い。3時間位で子供もこちらもぐったりしてきた。琢朗はいつの間にかずっと肩車してやること に。有名なところは全て見たので、まだ見ていないところもあるが切り上げることに。





動物園入ったところ。 哲朗の車はこれ。
水槽の下からペンギン を。水族館ではずっと前からやっていることだが。
すぐ近くにトラ
この姿勢、ヒョウのお 気に入りだそうです。
オランウータンの綱渡 り。






もちろん普通に展示し ているものも。
これはゾウ。
こども牧場。
琢朗は苦手なようで。
シロクマは普通の姿で した。
パイプをくぐるアザラ シ。
哲朗が目で追っています。
同じくアザラシ。

38号線に出て当麻町に入ったところで給油。レンタカーの1回目の給油は誤差が多いものだが、15.9km/l。予想より相当いい。道が順調なせいもある がアテンザは予想より燃費が良さそうだ。ちなみにハイオクを給油。2.3lなのでハイオク指定だが、レンタカーだけにみんなレギュラー入れるのか、やや ノックが出ていた。ハイオク給油後はノックは出なくなった。2時間弱で層雲峡へ。宿は銀泉閣。団体利用が少なそうなこと、ネットで安く予約できたこと、温 泉は源泉で料理もよいとのことだったのでここにした。しばらく休んでから入浴。結構熱い。琢朗は苦戦していたが、そのうち気に入ってきたらしく逆に上がろ うとしない。入浴後、土産物屋を数件まわる。その一件は自作で木彫を作っておりなかなかいい感じ。経営者も誠実そう。写真立てを見ていたら、日付と名前を 彫ってくれると言う。買いそうになったが、写真立ては家にたくさんあるのでやめた。子供用の小物数点を買う。宿に戻り夕食。期待していたが、どうというこ とはない普通の温泉旅館の料理。部屋食で御膳で出されたが子供連れにはテーブルの方がありがたい。しばらくして琢朗が疲れたと横になってしまった。全く食 欲はなさそう。こちらも疲れておりあまり食は進まない。食べ残しも多かったが早々に片づけてもらう。琢朗の様子がおかしいと思い、手を当ててみると少し熱 い。そのうちどんどん熱が出てきた。疲れか。おでこを冷やし、熱冷ましを飲ませ寝かせる。明日が心配だ。こちらの疲れも一気に高まる。すぐに寝た。夜中、 何度か起きて琢朗の様子を見るが熱はだいぶん下がっているよう。哲朗も場所が違うのが分かるのかいつもより起きる。

3日目
今日も早起き。琢朗の熱も下がっている。が、無理はできないだろう。一度起きると眠れないのでとりあえず風呂へ。部屋へ戻ると琢朗は起きており元気そう。 よかった。朝食はちゃんと食べれた。ここも朝粥があり哲朗の朝食も確保できた。ゆっくりと出発。
あまり興味はなかったがお決まりの銀河の滝と大函を見ていく。滝の駐車場ではキタキツネ牧場の人が客引きをしていた。ご苦労様です。273号線に入り糠平 を目指す。ダム建設に伴い整備されたのか大雪山系の最奥部にもかかわらずえらく整備されている。道の脇には白樺が生えていたがこれは人工的に植えられたみ たい。トンネルをくぐると三国峠。結構標高は高いみたいで、眼下には雄大な景色が広がる。イメージではカラマツや蝦夷松の林が広がり黒い感じの森が広がっ ていると思っていたが、実際は広葉樹が多く、新緑の今の季節は明るく柔らかな感じの森が広がっていた。ユースの車に送られて、今から自転車で糠平に下る人 たちもいた。我々は車で峠を下る。大きなカーブを連ねどんどん高度を下げていく。途中琢朗がエゾ鹿を見つけたらしく大騒ぎ。道ばたの鹿注意の看板も気にな るらしく「鹿」と大騒ぎ。また、今回車のナンバーのひらがなが「わ」の車レンタカーだということを教えたら、すれ違う車のナンバーをみて「レンタカー」と 叫んでいた。今日はすっかり元気になったようだ。しばらく走ると建物が現れ出す。三股という場所か。地図にはルピナス群生地と書いてあるが花が咲いている 感じはない。まだ早いらしい。もう少し走るとタウシベツ橋梁の看板が。そこへ入ってみる。林道はじきに砂利道に変わる。20分位走ると駐車スペースへ。結 構車は止まっている。地元の人が清掃ボランティアに来ていたこともあるが。そこから5分位歩いて湖畔にでてそこから橋を見る。まだ水量は少なく結構姿を現 していた。橋は丸く浸食された感じ。糠平の温泉街へ入る。時間のせいもあるだろうがガランとして人気がない。町外れの鉄道記念館へ。琢朗が喜ぶかと思って 入ってみた。展示内容は別にどうということもないが、士幌線の歴史が分かり興味深かった。昔は三股まで鉄道は続いており、木材の運び出しに使われていたら しいが、今では鉄道とともに、林業も廃れてしまったようだ。




銀河の滝
大函
三国峠にて。わかりに くいけどバックは広大な林が広がっています。
糠平湖畔より大雪山 系。
タウシベツ橋梁。水は 少な目。
鉄道記念館の展示。

道を変え然別湖を目指す。スキー場をのぼり、道が細くなりそのうち木々の向こうに湖面が見えて きた。車を止めるところはなくホテルが2件あるところまでくる。天気は曇り。雲はすぐ上まで来ている。まずは昼食。ホテル福原経営の食堂へ。豚丼とオショ ロコマ天ざるとかけそばを注文。観光地の食堂とは思えぬくらいの味で満足できた。そのうち雨がポツポツ降ってきたが湖畔の足湯でしばらく過ごす。雨は本降 りにはならないが天気がよくなるわけでもない。30分位過ごして出発。走り出してすぐに道ばたにキタキツネ。車を進め扇ヶ原展望台へ。ここにもキタキツ ネ。近づくと結構臭い。展望台は雲の中で景色も見えず。仕方なく道を下る。274号線へ出て上士幌を目指す。まっすぐな道が延々続く。これぞ北海道という 雄大な景色。逆に大きすぎて、美瑛のような絵にならないのかも。上士幌に近づくころナイタイ高原牧場への案内看板が現れる。誘導に従うがなかなか近づかな い。改めて広さを確認する。牧場に入り、レストハウスを目指す。道は緩やかに登って行くが途中から霧に包まれ視界がなくなる。広い牧場で、レストハウスま で車でゆっくり走って15分程度。レストハウスに着くが視界はない。気温も低く肌寒い。が、お決まりのソフトクリームを食べる。今回ここのが一番旨かっ た。







然別湖畔の足湯にて
足湯からの景色。雲が すぐそこまで。
扇が原展望台にいたキ ツネ。
上士幌への道。まっす ぐ。
ナイタイ高原牧場。霧 が出でしまった。
ナイタイ高原牧場。広 い。

しばらく待つが霧は晴れず、宿を目指し移動開始。目指すはオンネトー近くの雌阿寒温泉。241号線を進む。足寄町でコンビニに入り行動食を調達。コンビニ は北海道ならseicomart。ここは通常のコンビニとは異なり、地元の人の普通の食料品や生活用品も扱うらしく、スーパー的な感じ。特売品なんかもあ る。ところ変わればといったところか。町を外れしばらく走ると反対車線で速度違反の取り締まりを行っていた。何度か北海道に来ているが初めて見た。自分と は関係ないものでありたい。そこから15分位走ったところでオンネトーへの看板があった。通常の分岐に対して随分手前だが従って見ることにする。地元の生 活道路といった感じで、ぽつぽつ酪農家が現れる。すれ違う車はほとんどない。30分くらい走ると公園らしいものが現れる。巨大なふきがたくさん生えており これが目玉らしい。これはラワンぶきというものでこの地の特産らしい。その日の宿でも出されたし、昨日の旅館でも出された。そこから砂利道となり15分位 走るとオンネトーへ。疲れもあるので一度宿へ向かうことに。オンネトーから5分。野 中温泉別館へ。思っていたよりきれいな感じ。部屋も狭くはない。トイレ 洗面は部屋にはなく結構離れている。一休みしてからオンネトーへ。見る場所により微妙に水の色が変わる。山は上部は雲に隠れて見えない。風もややあり水面 に景色も映らない。仕方ないか。




オンネトーへの道。雌 阿寒岳と阿寒富士。
オンネトー。山は隠れ てきました。
オンネトー。場所を変 えると水の色も変わります。
夕食。左下がラワン 葺。

宿に戻る。疲れた。以前は400kmくらい走っても全然平気で、今回の旅行では余裕をもって一日300kmまでに抑えたが、予想以上に疲れた。思ったより 暑いこと。そ して今日は寒いし。琢朗が体調を崩したり、哲朗は車の中で泣くことも。こうした環境が想像以上にこたえるのか。風呂へ。この宿にした理由がこれ。行ってみ ると改装されており、松の香りが漂っていた。湯はいかにも温泉といった感じでよい。洗い場はないが、こんなところもたまには良いだろう。露天風呂は男女別 だが仕切がやや曖昧。向こうでのりこが琢朗を呼んでいるが、琢朗は恥ずかしいのか、行かなかった。夕食は今日も部屋食。そしてお膳。子供連れにはテーブル に出してほしい。シンプルだがなかなかの内容。今日も早めに寝た。

4日目
早朝、雨が屋根を叩く音で目が覚める。天気予報では道東は昼前まで曇りで、雨はそれほど降らないと言う予報だったが、随分降っているようだ。眠れないので 風呂へ。風呂場の建物は盛大に雨漏りしている。露天へ出てみたが大粒の雨。今日はダメかな。
再び寝て起きたら7時を過ぎていた。久しぶりにぐっすり寝たような。旅行中は、環境が違うためか、気分が高ぶってあまり眠れない。子供達もそうみたいで、 夜中に起きたり、いつもより盛大に寝返りを打ったりしてますます眠れなくなる。雨は小降りになり、薄日もさしていた。このままの天気なら何とかなりそう だ。朝食をとり8時半くらいに出発。せっかくだからもう一度オンネトーへ。今日は風がなく湖面にきれいに景色が写っている。底の倒木なんかも見える。写真 家ツアーが来ており、何十台ものカメラが並んでいた。
本格的に行動開始。予定では900草原、摩周湖展望台、美幌峠、釧路湿原、豊頃のハルニレ、帯広と行く予定だったが、天気も悪いし、疲れもあったので釧路 湿原へは西側の道路で行くことにし、摩周湖等をカットした。
まずは阿寒湖展望台へ。温泉街入り口からスキー場へ入ったところにある。なかなかの景色。阿寒湖は温泉街や遊覧船がありにぎやかだが、こうして湖を静かに 見ることはあまりないのでは。道を240号線にとり釧路へ。ここも交通量は少ない。途中ソフトクリームの店で休憩。ソフトと牛乳、飲むヨーグルトを買う。 天気が悪いのでこういうことに時間をかけることができる。牛乳は旨かった。次は阿寒国際鶴センターへ。丹頂に関する展示と保護、飼育を行って いる施設。子連 れで入ったため、施設の人に折り鶴をもらったり、鶴の羽についていろいろ教えてもらったりした。天気がよければ公園としてのんびり過ごすこともできる。 30分くらいかけてのんびりと眺めて出た。出発後阿寒町の市街地を抜けるが湖から随分離れていることを初めて知った。次は釧路湿原展望台へ。ここからの景 色は今ひとつ。肝心の湿原があまり見えない。逆に、昔湿原だったであろう場所が、市街地や農地にされてしまった様子が感じられた。その後、すぐ北側の北斗 展望台へ。湿原を眺めるのならこちらの方がずっと良い。
今日の観光はここまで。あとは宿のある帯広を目指すだけ。38号線に入り釧路市郊外へ。大きな町の郊外は日本中どこも同じ様子なのはこんなところでも。ま あ、便利なのも確かで、大型ドラッグストアに入り、哲朗の離乳食と、我々の行動食を調達。哲朗の食欲は思った以上で、用意してきたものはほぼ食べきってし まい、急遽調達することに。時間は12時半くらい。そろそろ食事にしたいが、郊外だけにあまり入りたくなるような店はない。ありきたりのファミレスやラー メン店ばかり。そうするうちに街を抜ける。次の街まで昼食はお預けか。と思って運転していると、カニの店が現れた。いかにも観光客相手だが、入ってみた。 1階でカニを売っていて2階が食堂となっている。駐車場の車の数とはうらはらに店に客はいない。メニューも少なく完全にはずしたか。期待せず、糠サンマと ほっけと焼きガキを注文。カニ汁があり自由に吸ってくれとのこと。結構濃厚な味。カニも身もすくえば結構ある。身はパサパサになってしまっているが。料理 が出てきた。結構大きく味も悪くない。値段はちょっと高めだが。そのうち客が入り始める。隣の客が注文したカニラーメンには毛ガニが1パイのっかていた。 あれで1500円なら、あれにしてみるのだった。店をでてあとは走るだけ。38号線は幹線道路だけありトラックの数が多い。所々譲り車線や登坂車線が設け られており、できるだけパスしておく。3時過ぎに豊頃町に入るが雨なのでハルニレはパス。帯広が近づくと信号も増え流れが悪くなる。この感じは久しぶり だ。4時前に宿へ。今日の宿は十勝ガーデンズホテル。駅前の ちょっと豪華なビジネスホテルといったところか。琢朗はベッドの方が好きらしく喜んでいる。私 も旅館が2日続いたのでホッとする。一休みしたあと街をふらつく。雨はやんでいた。帯広駅前は再開発したらしく、駅舎をはじめ多くの建物が新しくなってい る。が、人気はない。空き店舗や空き地も目立つ。ここも例に漏れず再開発失敗か。六花亭本店へ。おみやげを買い込む。カフェでお茶でもと思ったが哲朗を 抱っこしていてはこんな気になれない。いつの間にこんなに重たくなったのか。一度宿へ戻り夕食に出かける。行き先は「ぱんちょう」ホテルのとなり。有名店 だけあり次々に客が入ってくる。ここの豚丼はやはり旨かった。肉は軟らかいし、たれの味も良いし、なによりご飯が旨い。北海道で食べるご飯はたいていまず いのだけれども、ここのは例外的。琢朗にも分けてやったが、せっかくの肉を一つ落としてしまった。あーあ。みそ汁は180円もして、値段の割には今ひと つ。
店を出て帯広駅へ。明日の朝食用のパンを買いに行く。濡れた道で琢朗は転ぶ。さっきからおかしなやつだ。パン屋の値段は安め。ここだけなのか、北海道では 全体的に安いのか。パン屋の向かいには豚丼を扱う店が。持ち帰り用を買ってみる。注文を受けてから作るみたいで5分位待たされる。宿に戻りさっそく食べて みる。香辛料が利いており琢朗は食べれなかった。肉もやや固く、やっぱり「ぱんちょう」のほうが旨い。ホテルには大浴場がありありがたい。やっぱり部屋の ユニットでは味気ない。風呂は温泉でモール泉。十勝川温泉と同じ泉質だろう。琢朗も気にいたらしくなかなか上がろうとしない。今日も早めに寝た。





今日のオンネトー。波 がなく湖面がきれいです。
阿寒湖展望台より。
飼育されている丹頂。
センターでもらった、 折り鶴の折り方を書いた紙。
釧路湿原展望台から。 北斗展望台から。

5日目
今日も曇り。道は濡れている。今回、青空が見えることはなかった。空港までは4時間弱といったところなのでしばらく観光できる。まずは、広尾線愛国駅跡 へ。SLと鉄道関係のものが多少展示してある。駅前は辛うじて昔の面影を残していた。次は幸福駅。こちらはディーゼル車が展示してある。土産物屋も営業し ており、定番の切符を買う。当時のものではなく最近印刷したものだろうが。次は八千代育成牧場へ。看板が出ておりそれに従えば行ける。結構遠い。市内から 1時間程度か。ここも広いが、ナイタイに比べればまだまだ。土産物屋や食堂はまだ営業しておらず。加工センターを覗くが、ここもやっているのかいないのか 分からない感じ。所詮はここは畜産試験場か。観光に対応はしていない。そういえば外国から視察しに来ている人もいた。切り上げて、十勝千年の森へ。ナビ に住所を入れ誘導させる。今回初めてナビが有効に活用されたときか。ここは比較的新しい施設で、千年まであと995年などと書かれていた。園内はきれいに 整備されており、晴れた日にゆっくりと訪れたい。ショップには作業所で製作された木製品が置かれ、興味をそそられ数点購入。レストランはそばと洋食があっ たが洋食を選んだ。値段は高めだが、素材は良さそうで味も良かった。動物とふれあえる場所もあり、やぎに餌をやったが琢朗は怖くて近づけず。






旧愛国駅
旧愛国駅ホーム。SLがあ ります。
旧幸福駅。こちらはディー ゼル車。
車内。現役の北陸線や城端 線普通列車の車と変わらない。なんだか複雑。
駅舎をバックに。撮影用コ スチュームも用意してありました。
定番?のおみやげ。

ちょっとのんびりしすぎて1時に出発。ナビでは空港への到着時刻が16時30分となっている。実際はもっと早いはずだが、こう表示されると焦る。飛行機は 17:00発。274号線でひたすら走るだけ。日勝峠は霧雨。視界は悪いが流れは速い。また、トラックやバスも多く、登坂車線ではなるべくパスしておきた い。こんな時、デミオでなくアテンザで良かったと感じる。274号線は日勝峠以外にも峠が次々現れ、アップダウンが激しい。今までの道より本州的な道。そ れでも日高を過ぎると交通量が減り、結構なペースで走れる。ようやく山を抜け夕張に。夕張といえばメロン。道端に店が数点出ている。一見目にはいるが、形 も色も悪いのに2000円位する。高い。プロジェクトXでやっていた話では、夕張メロンは味はいいが見た目が悪いので、そこを良くするための改良に苦労し たとのこと。だから見た目が悪いのか。次の店へ。ここは800円からある。形は悪いが、色はまあまあ。800円なら話のネタに買っても良いと思い1個購 入。夕張から高速に乗る。この時点でナビの示す到着時間は16:00。ちょっと時間をかせいでおきたい。高速は対面通行。交通量からしかたないが、ますま す有難みが薄い。ナビは千歳まで高速を示していたが地図から判断して千歳東で降りる。ナビの再計算結果では、到着時間が5分早まった。オレの勝ち。千歳に 入る手前のセルフスタンドで給油。行きに見つけて安いと思っていたところ。返すときはやはりレギュラーを入れた。やっぱり少しノックが出る。15:50分 に営業所へ。送迎バスで空港へ。チェックインでは本日は満席とのこと。3名分の続き座席もなく、2人と1人に分かれて座る。空港はすごい人。土産物屋を何 軒か覗くがどこも同じ。夕張メロンは3800円。そうそうに搭乗ゲートに。
優先搭乗の案内もなく、一番最後に搭乗した。飛行機はすぐに雲の上に出て久しぶりに青空を見ることができた。飛行機は時間通り富山へ。蒸し暑さはなく気候 の違いはない。こちらはいい天気。帰りにスーパーですしや刺身など総菜を買って帰る。家で食べるとこれが旨い。何度行っても感じるが、魚は北海道では なく富山に限る。




八千代育成牧場。広がり感はあまりない。
十勝千年の森。ヤギに餌付けできます。琢朗は怖くて近づけず。
夕張メロン。一番安いやつを買ったけどすごくおいしかった。

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